めんたか@成長株ファンダ分析

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3633 GMOペパボ 7/31ピックアップ銘柄

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特殊

 個人向けネットサーバーやネット店舗支援、ハンドメイド品フリマアプリ「ミンネ」

 

連結

 ホスティング50(30)、EC支援28(35)、ハンドメイド18(6)、他4(-41)

※数字は売上比率(利益)

 

直近決算発表(7/29・2Q)

○進捗状況

 7/29 2Q 経常利益665百万 79.5%

 

○業績

売上高5,352,493千円(前年同期比21.1%増)

営業利益623,542千円(前年同期比23.2%増)

経常利益665,828千円(前年同期比27.6%増)

親会社株主に帰属する四半期純利益394,416千円(前年同期比1.6%減) 

 

 新型コロナウィルス感染症の拡大の影響により、3月に予定していた「minneのハンドメイドマーケット2020」を中止したが、4月の緊急事態宣言後には、ネットショップ開業・作成サービス「カラーミーショップ」への申込みが増加するなど、ストックサービスの契約件数は堅調に推移した。

また、外出自粛による「巣ごもり需要」拡大により「SUZURI」や「minne」のようなフロー型ECサービスの流通額は好調に推移した。

一方で、フリーランス向けファクタリングサービス「FREENANCE」は、4月の緊急事態宣言以降、企業の経営悪化や方針転換などにより、フリーランスへの発注額の減少や単価の下落があり、利用者数が減少し、請求書買取額の伸びが鈍化した。

 

○セグメント別

ホスティング事業

売上高2,306,576千円(前年同期比1.5%増)

利益711,099千円(前年同期比1.9%増)

 

ロリポップ!」の契約件数は、407,464件(前年同期末比0.2%増)上位プランやオプション機能への誘導強化の結果、顧客単価は381円(前年同期比4.1%増)となった。
ムームードメイン」は、過去に実施した新ドメインの割引キャンペーンで取得されたドメインの更新率が低かったことにより、登録ドメイン数は1,207,104件(前年同期末比1.8%減)となった。

 

② EC支援事業

売上高1,831,028千円(前年同期比54.8%増)

利益609,743千円(前年同期比34.8%増)


「カラーミーショップ」は、特に4月の緊急事態宣言以降に実店舗を運営されている方からのオンラインショップ開設の需要が拡大した結果、当第1四半期連結累計期間末時点より309件増加し、契約件数が40,991件(前年同期末比2.8%減)となり、10四半期ぶりの増加に転じた。

また、巣ごもり需要を背景に流通金額が増加し、流通金額に応じて決済代行会社から受領する紹介手数料が増加したことに加え、継続的なアップセル及びクロスセル施策により、顧客単価は3,126円(前年同期比23.6%増)と大きく増加した。

「SUZURI」は、継続的な新アイテムの追加やSNS内で影響力のあるクリエイターの誘致を行ったことに加えて、2020年6月に実施したTシャツセールが奏功し、月間流通金額が過去最高の4億円を突破し、会員数は54万人、当第2四半期連結累計期間における流通金額は10.1億円(前年同期比180.9%増)と順調に増加している。

 

③ ハンドメイド事業

売上高1,015,919千円(前年同期比21.4%増)

セグメント利益は225,950千円(前年同期比271.3%増)


新型コロナウィルスの影響により、3月開催予定であった大規模オフラインイベント「minneのハンドメイドマーケット2020」を中止した。一方で、外出自粛による「巣ごもり需要」が拡大したことに加えて、各種クーポンやキャンペーンなどの販促活動を行ったことに伴い、2020年4月から6月における3ヶ月間の流通金額は41億円
(前年同期比39.7%増)と過去最高を更新し、当第2四半期連結累計期間における流通金額は75億円(前年同期比22.4%増)とった。


④ 金融支援事業

売上高62,277千円(前年同期比1,002.9%増)

損失170,233千円(前年同期間におけるセグメント損失は44,573千円)


2018年10月より提供している「FREENANCE」は、事業拡大に伴う人員増加に加えて、継続的な機能開発及びWebプロモーションなどの投資を行い、第1四半期累計期間まで順調に利用者数や請求書買取額が増加した。

しかし、4月の緊急事態宣言以降は、企業の経営悪化や方針転換などにより、フリーランスへの発注額の減少や単価の下落がり、利用者数が減少し請求書買取額の伸びが鈍化した。


⑤ その他
売上高136,691千円(前年同期比11.3%増)

利益22,636千円(前年同期比24.7%減)

 

○連結業績予想

「巣ごもり需要」を背景にEC関連サービスが好調に推移した結果、通期連結業績予想に対しての進捗率は、売上高55.8%、営業利益75.2%、経常利益79.5%、親会社株主に帰属する当期純利益72.8%となっている。

当第3四半期会計期間以降に好調であるEC関連サービスへのプロモーション等の投資を計画しているため、通期連結業績予想は2020年2月5日発表の業績予想から変更ない。

 

売上高9600百万円(前年比7.3%増)

営業利益829百万円(前年比5.8%増)

経常利益837百万円(前年比0.2%増)

親会社株主に帰属する当期純利益542百万円(前年比0.0%) 

 

 

株価分析

○経過

3月末1200円を底に25日平均線に支えられ上昇し続けた 

6/19 2500円から急騰し6/26 4700円つけるも7/2 2800円まで戻す

再び25日平均線に支えられ上昇

7/30前日2Q発表によりストップ高となる

 

○チャート

3月末から上昇トレンド

 

6月末の急騰後角度を上げて上昇する

前回高値4700円は意識される

 

まとめ

・巣ごもりにより、EC支援事業の需要増で売り上げ利益ともに進捗順調

・後期に投資計画ありで予想据え置き

・2Q発表後窓開け上昇しストップ高

 

今後の株価予想

・巣ごもりによる需要は一時的でも利用者数増加で売り上げ利益は今後も上昇すると思われる

・3Qまでの株価は25日平均に支えられ順調に推移すると予想する