9467 アルファポリス 8/2ピックアップ銘柄
特殊
Webに投稿されたライトノベルから人気作選び編集、書籍かし出版
連結
ライトノベル37、漫画57、文庫5、他2
※数字は売上比率
直近決算発表(5/14・4Q)
○進捗状況(2019.4/1~2020.3/31)
5/14 4Q発表 経常利益1461百万 91.3%
次回8/12 1Q発表
売上高5,631,353千円(前期比13.1%増)
営業利益1,461,998千円(同7.6%増)
経常利益1,461,387千円(同7.7%増)
当期純利益880,089千円(同4.5%増)
期首に見込んでいなかった社移転及びポイント引当金による一時費用の計上や採用強化に係る人材投資費用の計画以上の発生、さらに本社移転に係る特別損失の計上が利益を押し下げる要因となった。
① ライトノベル
当事業年度の刊行点数は202点(前期比6点減)
当事業年度における刊行点数が前期から減少したこと等により、当事業年度の売上高は前期を僅かばかり下回る着地となった。
② 漫画
当事業年度の刊行点数は前期を上回る102点(前期比11点増)新刊配信点数が増加したことに比例して販売数も伸長し、さらに人気シリーズの新刊配信月においてはまとめ買い等により当該シリーズの既刊書籍も大きく動いたこと等により、売上は大幅に増加した。
結果、当事業年度の売上高は前期を大きく上回り、当第4四半期会計期間における四半期ベースの売上高は過去最高を大幅に更新した。
③ 文庫
当事業年度の刊行点数は138点(前期比9点減)新たなジャンルの強化を図った。
しかしながら、刊行点数の減少を主因として、当事業年度の売上高は前期を下回る結果となった。
④ その他
当事業年度の刊行点数は24点(前期比1点増)引き続き取り扱いジャンルの拡大に向けた活動に注力した。
しかし、刊行書籍1点あたりの発行部数は前期に及ばず、当事業年度の売上高は前期を下回る金額で着地した。
○今後の見通し
売上高6,800百万円(前期比20.8%増)
営業利益1,700百万円(同16.3%増)
経常利益1,700百万円(同16.3%増)
当期純利益1,071百万円(同21.7%増)
① 売上高について
出版業界は、次期も紙の市場は厳しい状況が続くと予想されるが、電子出版物の市場は堅調に拡大していくと思われる。
そのような状況下、自社Webサイトのプロモーション強化によるユニークユーザー数や投稿作品数の増加により、自社サイトからの作品調達がさらに強固になったことや、編集部人員の育成及び拡充が進んだことから、次期の書籍の刊行点数については480点(前期比+14点)を見込んでいる。
特に、電子書籍販売を中心に売上が急増している漫画ジャンルについては、次期においても刊行点数は2桁増の計画を立て、引き続き戦略的に増強、拡大していくことで電子書籍販売を通じた大幅な売上の増加を見込んでいる。
また自社Webサイトの広告宣伝や導線を引き続き強化することで、サイトのさらなる活性化を図るとともに、自社で展開中のレンタルサービスの売上拡大を推し進めている。
以上により、次期の売上高は当事業年度を上回ることを見込んでいる。
② 営業利益について
事業に係る変動費の構造に大きな変化はない。販売費及び一般管理費は事業規模拡大に備えた人材採用や自社Webサイトの強化を目的とした広告宣伝等の投資を計画し、営業利益率は当事業年度と同水準の比率での着地を見込んでいる。
③ 経常利益について
営業利益からの変動は、預金の受取利息及び借入金の支払利息のみを計上している。
④ 当期純利益について
法人税等は、留保金課税を考慮した税率により見込んでいる。
新型コロナウイルス感染症による政府の緊急事態宣言等の影響により、2020年5月14日時点で多くの書店が休業を余儀なくされ、それに伴い4月中旬から5月末までの刊行は全て延期としている(一部電子書籍を除く)
今後の株価予想
○経過
3月下旬底値(1850円)から4月中旬まで順調に株価回復(2600円)
その直後暴落し(2300円)
5/14 4Q発表で窓開け上昇で寄り付くも大陰線となる
その後も不安定な値動き続くが
6月中旬(2050円)から上昇し7月末現在(2800円)まで上昇
○チャート
6/12から上昇トレンドを形成
直近4月中旬の高値を抜ける
75,25,5日移動平均線は上向き
まとめ
・コロナで書店が休業するが、通期で大幅な増収・増益を予想している
・株価は4Q発表後一旦下げるも徐々に上昇し、コロナショック後最高値をつけている
・直近相場全体が下げるなか、上昇していることから、1Qの期待が強いと考えられる
○結論
8/12の1Q発表までは上昇をつづけると予想する。