めんたか@成長株ファンダ分析

決算短信の分析中心

4356 応用技術 8/11ピックアップ銘柄

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特殊

 住宅・建設用業務改善ソフトと防災コンサルが2本柱

連結

 ソリューションサービス61(28)、エンジニアリングサービス39(24)

※数字は売上比率(利益)

直近決算発表(8/7・2Q)

○進捗状況(2020年1月1日~2020年6月30日)89.5%

売上高2,776,955千円(前年同期比11.4%増)

営業利益493,827千円(前年同期比16.5%減)

経常利益497,289千円(前年同期比16.4%減)

四半期純利益334,265千円(前年同期比18.1%減)

  • 主要マーケットである製造業の分野では、新たな顧客接点の在り方を模索する動きが加速し、営業活動やアフターサービス業務等の顧客接点を効率化するソリューションの導入が底堅い
  • 建設業の分野は、各種ソリューションの受注が好調。
  • 公共事業の分野では、防災・減災対策やインフラ老朽化対策への予算配分の増加に加え、再生可能エネルギー関連の環境影響評価業務など受注はそれぞれ堅調。

 

 ○セグメント

①ソリューションサービス事業

売上高1,651,928千円(前年同期比16.1%増)

セグメント利益427,405千円(前年同期比6.9%減)

  • 営業支援ソリューションは、既存の住宅、住宅設備メーカーに加え他業種へ展開も進み、受注は大幅に増加。
  • 設計支援ソリューションや保守支援ソリューションについても、業務効率化の流れとアフターサービスの重視から、引き合いは底堅く推移。
  • 建設業向け事業は、建設業界の好調な業績を背景とした情報技術への投資意欲の継続に加え、建材や設備メーカーへの波及が進み、受注状況は好調を維持。なお、地理情報システムやインフラ企業向け業務も受注は底堅い
  • 好調な受注状況と大型受託案件の完工により売上高は増加したが、新規サービスへの先行投資を積極的に行ったため、増収減益となった。

 

②エンジニアリングサービス事業
売上高1,125,027千円(前年同期比5.0%増)

セグメント利益308,281千円(前年同期比12.7%減)

  • 防災・減災解析関連業務は、自然災害の備えに対する社会要請が年々増し、特に自治体が管理する中小河川を対象とした浸水想定業務、河川構造物・ため池等農水関連施設を対象にした耐震診断業務の受注が堅調。
  • 環境アセスメント・環境解析関連業務は、発電所等エネルギー施設、ヘリポート、港湾など大型施設計画の環境影響評価業務、総合治水事業に伴うダム河川環境関連解析業務の受注が大幅に増加。
  • 建設情報・社会マネジメント関連業務は、公共インフラのストックマネジメント業務、公園施設を含むグリーンインフラや学校等教育施設のアセットマネジメント業務の受注が大幅に増加。
  • 土木建設業界の情報化投資機運の高まりからソフトの販売が例年より大幅に増加したが、コロナの影響による計画系業務の先送り等に加え、一部で不採算案件が発生し増収減益となった。

 

 ○今後の見通し

売上高4,600百万円~5,000百万円(前年比6.6~15.8%増)

営業利益550百万円~700百万円(前年比15.3~7.7%減)

経常利益555百万円~705百万円(前年比15.6~7.2%減)

当期純利益385百万円~490百万円(前年比18.3~4.0%減)

 

2020年2月5日に公表した通期の業績予想に変更ない。

 

今後の株価予想

○経過

  • 3月中旬の底(1600円)から上昇(2500円)
  • 5/8の1Q発表で一時的な上昇(3000円)みせるが
  • もみ合い(2300~2800円)続く

○チャート

  • フィボナッジで50%つけた状態
  • 25日、75日移動平均線上抜け

まとめ

  • 2Qで進捗率89.5%と順調
  • 各事業売上拡大しているが先行投資、計画先送り、不採算案件により減益

 

○考察

  • 前年4900円まで上昇した株価はコロナの影響+今期減益によって1600円まで下げ、現在半値も回復していない。
  • 利益は伸びていないものの、先行投資しており、売上も伸びていることから、今後増益が期待できる。 

 

○結論

 株価は上昇していくと予想する。