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ディ・アイ・システム[4421] 20年9月期3Q

ディ・アイ・システム[4421] 20年9月期3Q

特殊

 通信や金融、官公庁向けシステム開発・運用のSI事業が主。新卒者のIT教育研修サービスも

連結

 システムインテグレーション95(21)、教育サービス5(44)<19・9>

※数字は売上比率(利益)

直近決算発表(8/14・3Q)

○進捗状況 157.4%

売上高3,277百万円(前年同期比19.0%増)

営業利益は146百万円(同17.3%増)

経常利益は148百万円(同36.9%増)

純利益は96百万円(同44.8%増)

  • 業容拡大により前年度に移転した名古屋支店における什器費用の計上や内部管理体制強化に伴うソフトウエア投資横浜サテライトオフィス新設大阪事業所のオフィス増床等の先行投資
  • 集合型のIT技術者向け研修の一部キャンセル
  • 業務用アプリケーションの開発時期先送り
  • 4月にサービス提供を開始した「リモート研修サービス」が好調
  • 5月には「テレワーク推進サービス」をリリース 
  • 多くの企業がリモートワークを実施したことにより、ネットワークの設計構築業務及びセキュリティ関連業務引き合いが増加傾向
  • 出張費及び消耗品等のコスト削減を徹底

 

 ○通期予想

売上高4,270百万円(前年同期比10.7%増)

営業利益は85百万円(同63.7%減)

経常利益は94百万円(同57.1%減)

純利益は60百万円(同61.0%減)

 

2020年9月期の連結業績予想修正

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  • 第3四半期(2020 年4月1日~2020 年6月 30 日)以降は、商談の停滞や業務用アプリケーションの開発時期先送り等の影響が生じている。
  • 常駐案件は、一部顧客先のプロジェクト撤退等により、エンジニアの稼働率著しく低下

今後の株価予想

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○経過

  • 3月中旬底(800円)
  • 6月下旬まで上昇トレンド継続(2000円)
  • 8月中旬まで横ばい(1800円)
  • 8/14の3Q発表で窓開け下落(1400円)

○チャート

  • フィボナッジ50%まで下落
  • 1400円の節目

まとめ

  • 設備投資重い
  • 商談停滞、アプリ開発先送り、常駐案件プロジェクト一部撤退、稼働率低下
  • リモート関連業務増加
  • 通期予想下方修正
  • 株価3Q発表後窓開け下落でフィボナッジ50%到達

 

○考え

下方修正に関して、売上高の減少率5.6%に対して営業利益の減少率38.4%は一般管理費の増加が考えられる。

商談の停滞などによる減益は思っているより小さいかもしれない

 

○結論

 すぐに反転上昇は厳しいが、下落勢いはそろそろ止まるかも