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ウチダエスコ[4699] 20年7月期本決算

ウチダエスコ[4699] 20年7月期本決算

特色

内田洋行系。パソコンネット保守が主力。OA消耗品、ソフト運用と3本柱。学校自治体に強い

連結事業

ICTサービス69(9)、オフィスシステム26(2)、ソリューションサービス6(−6)

 

直近決算発表会(8/31・本決算)

進捗率100.1%

売上高172億48百万円(前年比26.0%増)

営業利益17億11百万円 (同108.9%増)

経常利益17億17百万円(前年比107.2%増)

純利益11億91百万円(前年比110.1%増)

①ICTサービス事業

売上高119億15百万円(30.7%増)

セグメント利益15億32百万円(80.3%増)
  • 当社が得意とするさまざまなメーカー製品の保守等を行うマルチベンダーサポートの強化Windows7パソコンリプレース需要の積極的な取り込み、並びに学校市場においては、拡大するICTサービス需要への対応等に取り組んだ
  • 連結会計年度の業績は、大型案件を含む学校市場向けタブレット型端末等の販売に加え、学校市場及び民間 市場向けのICTサービス販売が堅調に推移した

②オフィスシステム事業

売上高42億33百万円(16.8%増)

セグメント利益1億38百万円(319.4%増)

  • サプライビジネスは、お客さま専用Webサイト及びクラウド型間接材調達支援サービスの推進等による直接販売の拡大に取り組んだ
  • オフィスビジネスは、販売促進活動の積極的推進、プロジェク トマネジメント力の強化に取り組んだ
  • サプライビジネスの販売が堅調に推移、IT関連機器の販売が増加、オフィスビジネスにおいて首都圏のオフィス移転及びリニューアルの需要を積極的に取り込めた

③ソリューションサービス事業

売上高11億0百万円(15.5%増)

セグメント利益40百万円(前年同期はセグメント損失63百万円)

  • パートナーとの連携を強化し、各市場のお客さまに当社が得意とするアプリケーションソフトの導入及び運用支援サービスの提案を強化するとともに、業務プロセスの品質改善、お客さま満足度の向上及び生産性向上に継続的に取り組んだ
  • 連結会計年度の業績は、民間企業、教育機関及び公共機関向けパッケージソフトウェアの導入サポートに係る販売が好調に推移した

今後の見通し

現時点での2021年7月期の業績見通し

売上高184億円 (当連結会計年度比6.7%増)

営業利益13億円 (同24.1%減)

経常利益13億円 (同24.3%減)

純利益 9億円 (同24.5%減)

  • 売上高は主として学校市場におけるGIGAスクール構想案件の増加を見込んだ
  • 利益は主として案件が集中することによる利益率の低下を見込んだ
  • コロナの拡大が与える影響は、合理的に見通すことは困難だが、現時点ではその影響は軽微と予想

株価予想

経過

  • 3月中旬が底(1800円)
  • 6/3の3Q発表で急上昇、綺麗な上昇トレンド
  • 6月末が天井(6700円)
  • 8/25上方修正も暴落
  • 8/31本決算の発表後、ストップ安

チャート

  • コロナショック後7月まで25日移動平均線を割ることなく上昇し続けた
  • 7月末に25日平均線を割って、一度反発するも再暴落75日平均も割る
  • フィボナッジでは61.8%を割ったところ

 

まとめ

  • 各セグメントで売上・利益ともに順調に増加した
  • 特にICTサービス事業でIT関連機器導入サポートやキッテ ィングサービス等の販売が、学校市場及び民間市場で堅調に推移した
  • 来期は売上は6.7%増を予想するも利益は24%減を予想
  • 株価は上昇トレンドの大きな調整に入る

 

結論

来期予想やや弱気とみてフィボナッジ50%くらいで反発すると予想する