ストリーム[3071] 令和3年1月期2Q
ストリーム[3071] 令和3年1月期2Q
特殊
PC、家電の低価格販売サイト『ECカレント』を運営、ベスト電器と提携
化粧品・健食に進出
連結
インターネット通販89(1)、ビューティー&ヘルスケア9(6)、他2(19) <20・1>
※数字は売上比率(利益率)
直近決算発表(9/8)
○進捗状況 292.9%
1 インターネット通販事業
国内の家電小売業界は、インターネット販売を中心に感染症対策に伴うリモートワークや巣ごもり需要の増加によりIT商品や映像家電商品、調理家電、空気 清浄器、冷蔵庫等の販売が好調に推移
一方、不要不急の外出自粛、休業要請による商業施設の閉鎖や営業時間短縮等が影響を及ぼし店頭での販売は低調に推移
このような状況の中、「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Amazonマーケットプ レイス等の外部サイトの売上高は、感染症拡大の影響による巣ごもり需要の急増に伴い、 リモートワークに必要となるIT商品及び周辺機器について、前年同四半期比で大きく伸長
更に、令和 2年3月より外部サイト「楽天市場」においても大型家電の配送設置サービスを展開し、順調なスタート
従来、複数のショッピングモールに出店しながらユーザーの集客につなげてきたが、今後はそれに加えて新たなサービスの提案を行っていく方針のもと、5月に家電レンタルサイト「レントコ」を本格稼働
又、会社設立20周年を記念して立ち上げた当社の新プライベートブランド『 enas 』(イーネーズ)第1弾アイテムとしてBlu etooth CDプレイヤー「enas EASY CD PLAYER」を「ecカレント」はじめ当社運営各サイトで7月より販売を開始
各カテゴリにおける前年同四半期比では家電56.0%増、パソコン78.0%増、周辺機器・デジタルカメラ18.2% 減
売上高増加に伴う変動費の増加があったものの、各サイ ト及び商品ごとのきめ細かい価格の見直しによる粗利率の改善や固定費の削減により、営業利益は前年同四半期から大きく改善
その結果、
売上高13,149百万円(前年同四半期比28.9%増)
営業利益455百万 円(前年同四半期比283.1%増)
2 ビューティー&ヘルスケア事業
株式会社エックスワンにおいて展開される
新商品として、令和2年6月に頭皮・毛髪に悩みのある女性に向けたスカルプケアアイテム「エックスリュークス ヘアシャンプーリ キッド」を発売
7月に天然植物成分をとりいれた弱酸性の自然派ヘアケアシリーズ「キューアップEX トリ ートメントシャンプー」、「キューアップEXトリートメントヘアパック」、「キューツーアップ マイルドシャ ンプー」及び「キューツーアップ マイルドコンディショナー」、又「XLUXES(エックスリュークス)」シ リーズより「エグゼティシャン マッサージクレンジングW」、「エグゼティシャン クリームウォッシュW」を 発表
会員ビジネスは、4月よりWEB会議アプリケーションを活用したオンラインセミナー、7月からは人数を制限して東京、大阪等4都市で事業説明会も開催し、従来のビジネスプラン「エックスワン」及びオートシップをベースとするバイナリーシステムを導入した新ビジネスプラン「エックスツーバード」は概ね堅調
販促策として、令和2年3月よりフリーアナウンサー高橋真麻氏をエックスワンの化粧品のブランドアンバサダーに起用し、店頭やWEBで同氏の映像、ポスター等を使用した販促活動を実施することによりブランディングの強化を図った
売上高に関しては、会員向けビジネスは概ね計画通り推移したが、卸販売は新型コロナウイ ルス感染症の世界的な流行の影響により、特にインバウンド需要の拡大が見込まれた訪日外国人観光客向け国内免税店での店舗販売が厳しい状況となり、全体として前年同四半期を大きく下回った
又、利益面も、卸販売の販売減に伴い各段階利益が減少し、前年同四半期を下回った
その結果
売上高550百万円(前年同四半期比43.8%減)
営業損失85百万円 (前年同四半期は34百万円の営業利益)
3 その他事業(「各種販売支援事業」)
国内免税店5店舗において訪日観光客向け販売や株式会社エックスワン商品の会員向け販売のシステム・物流支援等
販売から物流までワンストップで管理するシステムをインターネット通販事業者に対して提供してきたが、今後、物流倉庫・受注管理・出荷の包括的な物流支援サービスである3PL(サードパーティロジス ティックス)の本格的事業化に向けて更なる強化を図り、家電以外の自転車やギフトアイテム等の新規案 件によりビジネスは堅調に推移
「オンライン・ゲーム事業」は、令和2年4月に共同企画・運営を行っているタイトルの業務終了に伴い本事業を終了した
その結果
売上高348百万円(前年同四半期比15.1%増)
営業利益37百万円 (前年同四半期比39.4%減)
○今後の予想
令和3年1月期の業績予想は、令和2年3月13日に公表した業績予想から変更なし
○まとめ
-
巣篭もりの影響でパソコンなどのIT機器中心に増収増益
- ヘルスケア事業はインバウンド低下し減収減益
- 通期予想は変更なく、増収減益
指標(四季報参照)
予PER 11.03倍
PBR 2.19倍
予ROE 18.4%
予ROA 5.9%
予売上高変化率 15.3%
予売上高営業利益率 1.4%
予EPS変化率 507.6%
自己資本比率 32.4%
今後の株価予想
○考え
2Q発表後ストップ高となりその後も一時的に上昇するも大陰線あり伸び悩み
売上利益率低いが急激なEPSの成長が期待できる
○結論
今後伸びる可能性高いと予想する