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ウエストホールディングス[1407] 20年8月期3Q

ウエストホールディングス[1407] 20年8月期3Q

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特殊

太陽光発電工事を全国展開

金融機関や工務店との提携戦略テコに売電や省エネ提案事業成長

連結

再生可能エネルギー38(12)、省エネルギー3(31)、電力57(5)、メンテナンス2(27)、他0(100) <19・8>

※数字は売上比率(利益率)

 

直近決算発表(7/13)

○進捗状況 57.5%

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コロナによる影響

一部制限は生じたものの、施工面において本年度分の工事に必要な建築資材、材料を 中国の春節前にあらかじめ確保できていたことが奏功し、最も危惧された工期の遅延等も発生することなく、大きな影響はなかった

 

このような状況の中、地元企業や地方自治体向けに従来から行っている太陽光発電システムの材料調達・施工・販売・O&M(オペレーションアンドメンテナンス)の創エネ事業を推進する中で、LED照明や空調設備による省エネ事業、電力小売事業などトータルエネルギーソリューショ ンの展開を進めた

 


1 再生可能エネルギー事業

売上高14,961百万円(前年同四半期比4.5%増)

営業利益1,548百万円(前年同四半期比37.4%増) 

  • メガソーラー事業は、コロナの影響もなく計画に沿った施工・販売が順調に推移した
  • 第4四半期も順調に施工・販売を推進している
  • 第3四半期からセカンダリー事業を開始し、販売用メガソーラーの仕入れを行い、第4四半期での販売を計画している
  • 産業用太陽光発電事業は、環境意識の大幅な高まりを背景に自家消費型の受注増加が見受けられた
  • 総発電コストの削減に関しては、住宅用からメガソーラーに至るまで、世界全域から品質を維持した商材の調達数多くの設置実績の経験値を活かした総発電コストの低減を図った
  • 将来への備えとして FIT制度への依存を脱すべく、総発電コストのより一層の削減を図りつつ、自家消費型モデル、ソーラーシェアリング型モデルの一層の普及を推進

 


2 省エネルギー事業

売上高1,418百万円(前年同四半期比17.4%増)

営業利益390百万円(前年同四半期比56.7%増)

  • 商業施設や工場・病院などのエネルギーを大量に消費する施設に対し省エネのトータルサービスを提供、初期費用の負担が生じないエスエスコ事業の受注拡大に努めた
  • このウエスエスコ事業については、施工実績が増加することにより、LED照明は5年から7年、空調設備は10年から12年にわたり、将来の安定収入に繋がる事業であり、着実な施工実績の積み上げにより売上高及び営業利益は増加している


3 電力事業

売上高22,918百万円(前年同四半期比16.3%減)

営業利益1,228百万円(前年同四半期比4.2%増) 

  • 電力小売事業は、トータルエネルギーソリューション展開の一環として、太陽光発電システムや省エネ機器更新との複合提案活動を行っている
  • 電源調達については、電力会社や大手商社からの相対取引契約を締結し、第3四半期において仕入先の見直しを行い、収益率の改善を図った
  • 新規受注活動は、競争が激化している状況下においても新規提携金融機関の増加を背景に、販売先数は前年同四半期末 8,930件より当四半期末16,113件と順調に拡大
  • 一方で電力販売量上半期の天候不順の影響に加え感染症に伴う生産設備の稼働減少等の影響により前年対比で減少した
  • 自社売電事業については、約65MWの発電所保有しており、将来の安定収入として売上高及び利益の確保が見込まれます。


4 メンテナンス事業

売上高994百万円(前年同四半期比13.3%増)

営業利益335百万円(前年同四半期比36.8%増)

  • 当社グループにて企画・設計・施工を行ったメガソーラー発電所を中心に、安定した売電収入を得られることを目的として施設の継続的なメンテナンスを行い、受注実績を積み上げた
  • 契約総件数は1,177件(2020年5月末)と着実に増加


5 その他

その他の売上高は0百万円(前年同四半期比91.5%減)、営業利益0百万円(前年同四半期比91.5%減)

 

 

 ○今後の予想

2020年8月期の連結業績予想は、2019年10月11日に公表した数値から変更なし

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本決算発表は10月15日発表予定

 

○まとめ

  • コロナ影響軽微

  • 各セグメントの利益は前年比順調増

  • 電力事業で利益率低下
  • 将来の安定収入強化している
  • 進捗は3Qで57.5%と遅れ気味(しかし3期平均は42%程度)

 

指標(四季報参照)

予PER 23.96倍

PBR 5.02倍

ROE 22.5%

ROA 5.3%

予売上高変化率 12.6%

売上高営業利益率 9.7%

予EPS変化率 17.6%

自己資本比率 23.4%

 

今後の株価予想

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  •  コロナショックから3倍の上昇
  • 直近25日平均線を割り込む

○考え

昨年予想から修正ないが、進捗は例年より良好なことを考え期待高まる

決算内容よければ、さらに急騰もある

悪ければ、暴落したところで買っていきたい

 

○結論

10/15発表までは様子見が無難

発表後、暴落したらフィボナッジ参考にして買っていきたい