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インターネットインフィニティー[6545]21年3月期1Q

インターネットインフィニティー[6545]21年3月期1Q

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特殊

リハビリ型通所介護『レコードブック』を展開

企業向け市場調査、プロモーションも手がける

 

連結

ヘルスケアソリューション66(17)、在宅サービス34(28) <20・3>

※数字は売上比率(利益率)

 

直近決算発表(8/14)

○進捗状況 133.3%

 

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高齢社会に関連する市場において、

外出自粛等により利用者の一時的なサービスの利用控えなどによる影響を受けている

 

 

緊急事態宣言の解除に伴い、外出を控えられてきた利用者は徐々に戻ってきている状況だが、

1Q時点において当該感染症影響が見られる前の水準には回復してない

 

 

しかしながら、中長期的には今後も高齢化率の上昇基調は変わらないことから、引き続きヘルスケアサービスの需要は高まっていくものと予想される

 

 

 

レコードブック等の各事業所において

利用者やスタッ フの健康管理の徹底を始めとして、

いわゆる3密を避けるため、利用者同士、利用者とスタッフの距離を十分確保して

運営するとともに、店舗や送迎車両の消毒、換気の強化等を実施した

 

 

感染症の拡大及び政府からの緊急事態宣言発出に伴い、

従業員の一部休業等も進めており、休業手当として休業期間中の給与を全額支給し

雇用調整助成金の申請を行っている

 

 

なお、介護保険サービスに従事する従業員の一部休業等については

当該休業手当等の人件費を「新型コロナウイルス感染症による損失」の科目で

特別損失とし て計上している

 
 

①ヘルスケアソリューション事業

売上高:507,360千円(前年同四半期比12.4%減)

営業利益:95,042千円(前年同四半期比9.8% 減)

 

 

 

レコードブック事業は、

当第1四半期累計期間において

短時間リハビリ型通所介護サービス(デイサービス)「レコードブック」のフランチャイズ5ヵ所増加

 

 

また、フランチャイズ加盟店2ヵ所を譲受けた結果、

直営店が30ヵ所、フランチャイズが146ヵ所となった

 

 

そのほか、名古屋鉄道株式会社との合弁会社である株式会社名鉄ライフサポートが愛知県を中心に展開する 「名鉄レコードブック」は、

当第1四半期会計期間末において19ヵ所となった

 

 

これにより、「レコードブック・ブランド」の店舗が

合計で195店舗(前年同四半期末は170店舗)となった

 

 

レコードブックの店舗においては、

新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言発出中においても、

原則、サービスを継続して提供した

 

 

しかしながら、外出の自粛等により サービスの利用を控えられる利用者がほぼ全国的に一定割合で見られたことの影響を受け、既存店舗の利用者数 は緊急事態宣言発出中を中心に減少し、減収となった

 

 

一方で、顧客単価は、

2019年10月からの介護職員特定処遇改善加算の取得及び消費税増税に伴う基本報酬の増額改定の影響により前年同四半期と比べ上昇した

 

 

さらに前年同四半期と比べて店舗数が増加したことに伴い、

主にフランチャイズからの収入も増加した

 

 

従業員の一部休業に伴う人件費について

雇用調整助成金の受給手続きを進め、休業手当の一部を特別損失として計上した

 

 

これらの結果、レコードブック事業全体として

前年同四半期と比べて売上高、営業利益は減少した

 

 

また、Webソリューション事業においても、

新型コロナウイルス感染拡大に伴い一定期間営業活動の自粛、縮小を余儀なくされたため、

新規案件の獲得は低調な推移となり、

前年同四半期と比べて売上高、営業利益は減少した

 

 

 

②在宅サービス事業

売上高:302,346千円(前年同四半期比1.5%減)

営業利益:107,305千円(前年同四半期比17.9%増)

 

 

在宅サービス事業においても、

通所介護事業を中心として新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け

利用者数は一時的に減少したが、

その減少幅はレコードブック事業と比較すると小さく

前年同 四半期と比べて売上高は微減となった

 

営業利益は、主に、同じく人件費の一部を特別損失としたことにより増加した

 

 

 

○今後の予想

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今後も不透明な状況が続くと考えられるため、

2020年5月15日に公表いたしました通期の業績予想は変更なし

 

 

 

○まとめ

  • コロナの影響あるも回復基調

  • 従業員の一部休業あるも助成金利用
  • 特別損失として計上しているため、営業利益には反映されず
  • コロナ渦においても店舗は増えている
  • 1Q時点で進捗133.3%だが、先行き不透明で通期予想据置

 

 

指標(四季報参照)

予PER 35.1倍

PBR 4.03倍

ROE 11.5%

ROA 4.5%

予売上高変化率 -6.1%

売上高営業利益率 5.2%

予EPS変化率 -18.7%

自己資本比率 39.3%

 

 

今後の株価予想

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  • 8月から急上昇
  • 600円の抵抗線支持線となるか
  • コロナ前は800円とまだ回復し切れてない

 

○考え

通期予想の数値はマイナス成長だが、 現状のコロナの状態と1Q結果を見ると保守的な予想と思われる

 

○結論

 600円前後で買っていきたい