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イムラ封筒[3955] 21年1月期1Q

イムラ封筒[3955] 21年1月期1Q

○特殊

封筒事業で業界首位。シェア2割強。DM向けなどの窓封筒に強み。利益は上期の比重高い。

○連結

パッケージソリューション77(2)、メーリングサービス15(4)、他8(6)

※数字は売上比率(利益)

直近決算発表(6/10・1Q)

○進捗状況 48.5%

売上高59億65百万円(前年同期比2.4%減)

営業利益4億45百万円(同78.0%増)

経常利益4億61百万円(同82.2%増)

純利益2億59百万円(同68.8%増)

  • 郵便及びメール便市場は、普通通常郵便物及びメール便の取扱数量はコロナ拡大に伴い、減少幅を拡大させた
  • ダイレクトメール市場大幅な縮小に転じた。
  • 外出自粛等により、アパレル通販や B to B 通販が堅調な動きを示すなど、包材関連需要の拡大が期待。
  • コロナ禍への対応として変動労務人件費・出張旅費等の販売管理費の削減や前期より計画していた生産体制の見直しによる合理化(人員配置の見直し・機械設備の最適配置等)や運搬費の削減等徹底的なコスト削減を行った。
  • さらに収益性重視の施策の浸透効果により収益性が大きく改善された 。

 

①パッケージソリューション事業

売上高45億34百万円(同5.7%減)

営業利益3億19百万円(同77.5%増)

前述の業務効率の向上や徹底したコスト削減に加え、収益性重視の施策が浸透

 

②メーリングサービス事業

売上高8億76百万円前年同期比1.4%減)

営業利益87百万円(前年同期比65.9%増)

  • 新規取引先の拡大並びに既存取引先への深耕活動に加え、一部官需の取り込みあり
  • 事業領域の拡大、特に企画・デザイン分野への参入

 

③その他

売上高5億54百万円(同33.7%増)

営業利益36百万円(同135.3%増)

システム関連の拡販や子会社における封入機の販売が好調

 

 ○今後の見通し

・2Q

売上高12800百万円(前年同期比2.7%増)

営業利益720百万円(同0.2%増)

経常利益760百万円(同0.0%増)

純利益540百万円(同8.8%増)

・通期

売上高24000百万円(前年同期比2.5%増)

営業利益900百万円(同33.3%増)

経常利益950百万円(同25.5%増)

純利益650百万円(同29.6%増)

 

8/20予想修正あり

  • 売上高は、コロナ禍による日本経済の大幅な停滞に伴う需要の後退により、前回予想を大幅に下回る見込み。
  • 利益は、前期より進めていた生産体制の合理化と再構築(人員配置の見直し、機械設備の最適配置等)による原価低減や不採算工場の閉鎖等による固定費の削減、コロ ナ禍への対応として動労務人件費や販売管理費等の削減、並びに不採算案件の見直し等収益重視の各種販売施策の浸透により収益性が大きく改善されたことから、前回予想を大幅に上回る見込み。
  • 通期の業績予想は、コロナ禍の影響が不透明であることから、前回の業績予想値を据え置き

9月10日2Q発表予定

 

今後の株価予想

○経過

  • 3月中旬が底(500円)
  • 4/2自社株買いのお知らせにより急騰
  • 6/10 1Q発表後、窓開け寄り付きも大陰線
  • 8/20業績予想の修正

 

○チャート

  • 出来高の波が激しい
  • 上昇トレンド
  • 短期中期長期の移動平均線上向き
  • 大陽線で平均線との乖離大

 

まとめ

  • コロナの影響受け、売上高減少
  • コストカットにより、利益率大幅改善
  • 2Q予想上方修正
  • 株価急騰している

 

○考え

  • 利益は上期偏重するが、通期予想も上方修正されると考えられる

○結論

一度調整ありそうだが、中長期的には、上昇すると予想する。