めんたか@成長株ファンダ分析

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9698 クレオ 8/13ピックアップ銘柄

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特殊

 アマノ、ZHD系ソフト会社。開発受託とERP販売が両輪。

連結

 ソリューションサービス30(20)、受託開発11(15)、西日本12(15)、システム運用・サービス15(9)、サポートサービス32(6)

※数字は売上比率(利益)

直近決算発表(7/29・1Q)

○進捗状況 (2020年4月1日~2020年6月30日)9.0%

売上高29億72百万円(前年同期比0.9%減)

営業利益67百万円(前年同期比42.2%減)

経常利益1億2百万円(前年同期比17.8%減)

親会社株主に帰属する四半期純利益6百万円(前年同期比88.5%減)

  •  売上高はシステム運用・サービス事業の減収により、前年同期比で26百万円減少
  • テレワーク環境の構築などの実施により、営業利益は前年同期比で49百万円減少
  • 経常利益は営業利益の減少に伴い前年同期比で22百万円減少
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で48百万円減少

 

○セグメント

①ソリューションサービス事業
売上高9億56百万円(前年同期比1.5%増)

営業利益は1億41百万円(前年同期比22.2%減)

  • 人事給与ソリューションを中心とするソリューションサービスの売上が堅調
  • 新設したソリューション開発センターの立ち上げ費用増

 

②受託開発事業
売上高は4億39百万円(前年同期比3.2%増)

営業利益は50百万円(前年同期比6.8%減)

  • 主要既存顧客向け案件が堅調に推移
  • テレワーク対応コスト増

 

③システム運用・サービス事業
売上高は4億31百万円(前年同期比17.9%減)

営業利益は27百万円(前年同期比22.7%増)

  • 受注後にコロナ対策として待機状態となった案件の発生
  • 待機に対しては営業補償金の受取りを行っている

 

サポートサービス事業
売上高は11億44百万円(前年同期比3.5%増)

営業利益は75百万円(前年同期比15.3%増)

  • テクニカルサポート関連サービスの受注増

 

 ○今後の見通し

2Q

売上高6,900百万円(前年同期比1.0%増)

営業利益300百万円(前年同期比31.9%減)

経常利益320百万円(前年同期比32.5%減)

親会社株主に帰属する四半期純利益170百万円(前年同期比44.5%減)

 

通期

売上高15,500百万円(前年同期比6.0%増)

営業利益1100百万円(前年同期比5.3%増)

経常利益1130百万円(前年同期比3.2%増)

親会社株主に帰属する四半期純利益735百万円(前年同期比0.5%増)

  • 通期の連結業績予想は、2020年5月8日公表した数値より変更ない
  • 売上高・利益が第2Q及び第4Qに集中する傾向
  • ソリューションサービス事業は、受注案件規模が大型化する傾向で受注、検収の時期がずれ込む場合や、プロジェクトの不採算化が生じた場合などには予想と実績が大きく乖離する可能性がある。
  • 受託開発事業については、事業の性質上連結会計年度末に検収が集中し、検収の進捗により売上計上時期が次期にずれこむ可能性がある。
  • 主要顧客である大手ITベンダーがシステムのユーザーである官公庁、企業などからの計画通りの受注を行えない場合には、発注が行われず、予想と実績が大きく乖離する可能性がある。
  • 現時点で事業への直接的な影響は小さく、足元の需要は引き続き堅調だが、ICTサービス市場においては、景気の影響が遅れる傾向がある

 

今後の株価予想

○経過

  • 3月中旬の底(900円)から株価回復(1400円)
  • 5/8本決算発表により下落し、ボックス続く(1200~1400円)
  • 7/29の1Q発表で窓上げ下落 (1400円から1200円)もボックスは維持

○チャート

まとめ

  • 待機案件の発生とテレワーク費用で 売り上げ利益ともに前年を下回るも一時的な下げと考える
  • 1Q発表では進捗9%と悪く株価大きく下げた
  • 売上高・利益は2Q及び4Qに偏る傾向にあり、通期では増収増益を予想している
  • 直接的はコロナの影響は小さい
  • システム運用・サービス事業以外は順調に売上伸びている

 

○結論

 ボックス維持するが将来的には上昇すると予想