3933 チエル 8/14ピックアップ銘柄
特殊
学校教育向けICT事業が柱。事業支援システム、情報セキュリティはか、進路支援せサービスも
連結
学習部門37(28)、進路部門28(1)、情報基盤部門35(36)
※数字は売上比率(利益)
直近決算発表(8/12・1Q)
○進捗状況 (2020年4月1日~2020年6月30日)-9.7%
売上高658,961千円(前年同期比387,725千円増)
営業損失47,744千円(前年同期損失147,755千円)
経常損失29,646千円(前年同期損失118,521千円)
親会社株主に帰属する四半期純損失19,144千円(前年同期損失81,993千円)
- 学校教育環境は、「GIGAスクール構想」により、児童生徒向けの1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークの一体的な整備が進められている
- コロナの影響でその整備は加速している一方、学校現場は一斉休校による授業遅れのフォローや、教育課程全般における感染対策の実施など例年にない対応に追われ、特に受験・進路指導は先の見通せない状態
○セグメント
①学習部門
売上高は229,251千円(前年同期比87.3%増)
セグメント利益は27,481千円(前年同期はセグメント損失36,183千円)
- 高校・大学向けのCALLシステム(※)「CaLaboEX」が、リプレースを着実に受注し、売上は前年比で大きく増加
- 株式会社VERSION2が提供するeラーニングシステム「Glexa」も前期に引き続き受注を伸ばす
②進路部門
売上高は262,348千円
セグメント損失は1,774千円
- コロナ拡大防止のため、3月以降に予定されていた進学相談会の多くが開催の延期または中止となり、大きな影響を受けた。
③情報基盤部門
売上高は167,362千円(前年同期比12.5%増)
セグメント利益は14,311千円(前年同期比130.4%増)
- 統合ID管理システム「ExtraConsole」など大学や専門学校の環境構築・設定支援が受注を伸ばした。
- 製品別では、無線LAN最適化ソリューション「Tbridge」、リカバリソフト「WinKeeper」等が前年同期比で増加
○今後の見通し
2020年5月22日に公表した通期の業績予想から修正はない。
売上高3600百万円(前年比13%増)
営業利益300百万円(前年比24.0%増)
経常利益300百万円(前年比28.0%増)
親会社株主に帰属する四半期純利益200百万円(前年比29.6%増)
第2四半期及び第4四半期において、売上高及び営業利益が偏重する傾向がある。
今後の株価予想
○経過
- 3月中旬底(1400円)から上昇
- 5/22本決算発表で窓開け、6月中旬(5400円)まで上昇
- 8/12の1Q発表後は大きな動きない
- 8月中旬現在(3400円)まで緩やかに下げる
○チャート
- フィボナッチ50%まで下げる
- 5/22窓を埋める形になるか
まとめ
- コロナで売上は前年に比べて大きく伸ばしている
- 販売費および一般管理費が重く、利益は出ていないが2Q,4Qに偏重する
- チャートは高値から半値戻し、窓埋め直前
○結論
2Q発表に向けて株価は上昇していくと予想する