ピープル[7865] 21年1月期1Q
ピープル[7865] 21年1月期1Q
特殊
乳幼児向け知育玩具の企画開発。自転車や遊具などの独自商品にも強み。バンダイナムコ系列
連結
乳児・知育玩具34、女児玩具10、遊具・乗り物15、他41【海外】38
※数字は売上比率
直近決算発表(6/30・1Q)
○進捗状況
売上高8億14百万円(前年同期間比5.7%増)
営業利益12百万円(同67.4%減)
経常利益5百万円(同85.7%減)
純利益4百万円(同82.1%減)
- 製造面は中国製造委託先の工場の一時閉鎖、商品検査業務の停止等が当期間の商品入荷に直接影響し仕入の大幅な遅延を引き起した。
- 国内の販売面は、緊急事態宣言発令以降、全国的に店舗休業や営業自粛など消費減少の影響を受けた。
- 発売を予定していた新商品は、発売延期や、例年春先に集中している新商品主体の販促活動も実施困難となったことで、売上加算には至らず。
- 自粛生活中、「遊具乗り物カテゴリー」において欠品・入荷を繰り返しながら売上の低迷を最小限に抑えた
- 国内販売は、ネット購入を主体に健闘したものの新商品売上の加算には至らず、各カテゴリーで前年同期間を下回る
- 海外販売は製造完了済の商品を順調に出荷できたことで、米国向け商品を中心に順調な売上を確保でき、出荷調整となっていた前年同期間を大きく上回る
- 海外向けアイテムについて他社競合品対抗策として、一部の商品の販売価格設定を下げたことで、高原価率品が当期間の売上構成を大きく占めた
- 店頭での商品販売促進イベント等の実施ができなかった代わりに、SNS等のWEB広告を積極的に利用し、ネット購入者層の増加を目指した。
○今後の見通し
2Q予想
売上高1782百万円(前年同期間比6.9%増)
営業利益51百万円(同33.5%減)
経常利益45百万円(同39.4%減)
純利益28百万円(同40.3%減)
- 5月21日に緊急事態宣言が解除され、量販店等の営業も順次再開に向かった。
- 中国やベトナム製造拠点での供給体制も従来通りの体制に戻っている。
- 国内での新商品を中心とした販売促進イベントや店頭見本の設置等は未だに延期・中止をせざるを得ず、それらの影響は残る。
- 売上総利益は、海外販売の粗利率は1Q同様に2Qも低下する見通しだが、国内販売の各カテゴリー売上を伸ばすと共に、次第に昨年並みの粗利率を目指す。
- 営業利益は、2Qでは前年同期間並みとなる見通しだが、期初からの累積の2Qでは1Qにおける減益が影響し、前年同期間比で6割程の到達とみている。
通期予想は未定。9/29に2Q発表予定
今後の株価予想
○経過
- 3月中旬底(600円)
- 6月初旬まで回復(1000円)
- 6/24の1Q下方修正で下落(800円)
- 8月初旬から急上昇(1200円)現在上昇中
○チャート
- 1000円の抵抗線ブレイクした
- コロナ前の水準にもどす
まとめ
- 海外工場の閉鎖や店舗の休業など、コロナの影響大きい
- 新商品の発売も延期
- 巣ごもりで遊具乗り物カテゴリーの売上増
- 海外販売価格低下により粗利益低下
- WEB広告積極投入
- 営業利益は回復してきているものの2Q累計で前期比6割程度
- 株価はコロナショック後最高値更新中
○結論
2Q発表に向けて上昇すると予想する