めんたか@成長株ファンダ分析

決算短信の分析中心

すららネット[3998] 20年12月期2Q

すららネット[3998] 20年12月期2Q

https://surala.jp  

特殊

低学力の子供にも適応するオンライン学習教材を塾や学校、個人に提供 塾の開業支援も  

連結

eラーニング関連・学習塾54、同・学校29、同・BtoC15、同・他1  

直近決算発表(8/21)

○進捗状況 68.2%

売上高677,304千円(前年同四半期比25.0%増加) 営業利益185,783千円(前年同四半期は営業損失58,815千円) 経常利益193,814千円(前年同四半期は経常損失58,239千円) 純利益134,067千円(前年同四半期は四半期純損失41,528千円)  
1.学習塾マーケット 売上高は334,437千円(前年同四半期比11.9%増加)
  • 「低学力の生徒に対する学力向上教材」として強固なポジショニングの認知が進んでいるとともに、サービスを使って独立開業する方や、従来塾を経営している個人顧客に加え、地方の大手塾や放課後等デイサービス施設との新たな契約が堅調に進捗
  • コロナ拡大によるオンライン学習の需要が拡大したこと及び4月からの新学期開始による新たなIDの申込が発生し、当第2四半期末時点の導入校数993校(前期末比162 校増加)、ID数は23,268ID(前期末比5,119ID増加)

 

2.学校マーケット
売上高198,441千円(前年同四半期比22.2%増加)
  • 私立学校における活用の拡大と深化が進んだことに加え、通信制高校、海外の日本人学校や公立学校などでの採用などが進み、契約数は堅調に進捗
  • コロナ拡大により政府のGIGAスクール構想が加速したこともあり、自治体・公立学校での「すらら」ならびに「すらら」姉妹版「すららドリル」の導入が進んだ
  • 当第2四半期末時点の導入校数は402校(前期末比219校増加)、ID課金数(校舎課金を除く。)は72,087ID(前期末比38,611ID増加)
  3.個人学習者向けのBtoCマーケット 売上高は139,455千円(前年同四半期比82.6%増加)
  • コロナ拡大による自宅学習の増加と昨今社会問題として注目されつつある不登校に関する問い合わせの増加
  • ID数は増加傾向にあり、 当第2四半期末時点のID数は3,572ID(前期末比1,223ID増加)

  4.海外マーケット

 

○今後の見通し

  2020年12月期の業績予想は、2020年2月7日に公表した業績予想を修正

  • 緊急事態宣言や外出自粛による全国の小中高校の臨時休校などの影響で、オンライン学習や在宅学習需要が拡大した
  • 「すらら」および姉妹版「すららドリル」の利用者数が伸長したことにより、売上高は前回の発表予想数値を上回る見込み
  • 利用者数増加に備えたサーバー増強等によりコンテンツ・システム関連費用は増加
  • 対面での営業活動やセミナーをオンラインに切り替えたことで出張費用等の関連費用を抑制した
  • 下半期におけるコロナの影響は予測し難く、通常の経済活動に戻るという前提の計画
  • コンテンツ・システム の拡充や営業活動は積極的に行っていく計画
  • 売上高の増加や第2四半期累計期間までの費用抑制により営業利益、経常利益、当期純利益ともに前回発表予想を上回る見込み
 

○まとめ

  • オンライン学習の拡大により、売上増加
  • システム投資しているが、出張経費抑えられ、利益も拡大
  • コロナ落ち着くとの見立てだが、上方修正

 

今後の株価予想

 

○チャート

  • 右肩上がりで株価上昇
  • 4500円の抵抗線支持線となるか
  • 25日線に接近

 

○考え

業績良好で株価上昇も上がりきった感ある  

○結論

しばらく揉み合いで推移すると予想する