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MRT[6034] 20年12月期2Q

MRT[6034] 20年12月期2Q

特色

インターネットを介した非常勤医師の紹介サイト主力。東大附属病院の互助組織を母体に発足

連結事業

医療人材サービス93、他7

 

1.経営成績

2Q発表8/11 進捗率62.5%

売上収益1,293,944千円

営業利益は156,250千円

税引前四 半期利益は150,603千円

親会社の所有者に帰属する四半期利益は81,724千円

※前連結会計年度より決算の末日を3月31日から12月31日に変更した事により、経営成績の概況における前年同期比増減については記載なし

  • コロナの感染拡大に対し、これまで構築してきた医療プラットフォームと、各事業のリソースとノウハ ウを最大限に活用し、医療インフラの維持、安定のために尽力した
  • 具体的には、3月以降確保が困難となっていたマスクを5万枚医療機関に無償提供、2020年2月28日から2020年9 月6日まで「オンライン診療ポケットドクター」を医療機関に無償提供、2020年6月から新型コロナウイルス感染症に対応する医療人材の確保に向けた一般社団法人日本人材紹介事業協会との連携、2020年5月1日から2020年6 月30日まで申し込み分の診療報酬ファクタリング手数料3ヶ月間無料等の取組を行った
  • 6月からは、塩野義製薬株式会社と新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)IgG/IgM抗体検出キット」の販売契約を締結し、医療機関への販売や、企業への販売と共に、企業での検出キット利用時に立ち会い医師の紹介や医療健康相談の実施等、既存のサービスを新型コロナウイルス感染拡大防止策に対応させる新たな取組も行った
  • 4月からは、全国の大病院を主軸に、病気と治療に関する書籍の出版や、医療機関の職員・患者の満足度調査などのサービスを第三者から事業を譲受け、連結子会社としてサービスの提供を開始し、地域医療の充実や発展に寄与
  • 緊急事態宣言を受け、健康診査等の延期や県をまたぐ移動の自粛などによる人材募集の減少、企業の広告宣伝活動が制約されPRサービスの縮小イベン トの中止といった既存サービスへの影響が生じている

 

今後の見通し(通期予想)

営業収益25,00百万円

営業利益250百万円

税引前利益240百万円

当期利益145百万円

コロナの事業への影響を現時点で合理的に見積もることは困難であり、影響を織り込まず、2020年2月14日に公表した通期連結業績予想を据え置き

 

2.財政状態

 

(資産)

3,435,164千円(171,525千円減)

 

(負債)

1,936,440千円(212,533千円減)

  • 金融機関からの借入金の返済及び社債の償還により社債及び借入金 が147,899千円減少
  • リース負債が41,589千円減少及び未払法人税等が17,385千円減少

 

(純資産)

1,498,723千円(41,008千円増)

  • 新型コロナウイルス感染症の影響等による保有する金融資産の公正価値の減少等によりその他の資本の構成要素が52,541千円減少したが、利益剰余金が74,366千円増加

 

3.キャッシュ・フロー

残高は、1,659,996千円(93,233千円減)

営業活動によるキャッシュ・フロー

95,655千円

  • 法人所得税の支払額68,624千円
  • 税引前四半期利益150,603千円
  • 減価償却費及び償却費74,545千円を計上

 

投資活動によるキャッシュ・フロー

16,798千円

  • 有形資産の取得による支出18,310千円
  • 金融資産の売却等による収入51,202千円

 

財務活動によるキャッシュ・フロー

205,687千円

  • 金融機関からの借入金返済による支出118,680千円
  • 社債の償還による支出30,000千円及びリース負債の返済による支出 56,981千円

 

まとめ

  • コロナによる緊急事態でサービスの無償提供を行った
  • 抗体検査キットの販売契約を締結
  • PR活動やイベントの中止などコロナの影響受ける
  • 通期予想は据え置き

 

株価予想

経過

  • 3月下旬が底(800円)
  • 4月上旬に一気に上昇(1800円)
  • 1200円〜1600円で横ばい続く

チャート

  • 出来高少なく横ばい
  • 直近では平均線の上を推移している

結論

本決算に向けて上昇が期待できる