めんたか@成長株ファンダ分析

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6049[イトクロ] 20年10月期2Q

6049[イトクロ] 20年10月期2Q

特殊

 教育関連で国内首位の口コミポータルサイト。閲覧ユーザーの問い合わせ数に応じ塾等に課金

連結

 メディアサービス98、コンサルティングサービス2

※数字は売上比率

直近決算発表(6/12・2Q)

○進捗状況 46.4%

売上高2,011,589千円

(メディアサービス1,975,931千円、コンサルティングサービス35,657千円)

営業利益601,938千円

経常利益603,202千円

純損失41,570千円

※第1四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度末との比較分析は行っていない

 

教育業界は、個人向けを対象としたeラーニング映像配信講座と個別指導を組み合わせた学習サービス、また難関校の進学に特化したサービスを提供する個別指導塾の増加、企業のグローバル化に合わせた語学学習ニーズの増加等を背景に、効果的且つ効率的なマーケティング手法へのニーズの高まりにあわせ、インターネット広告への出稿比率が増加。

 

○特別損失の計上

  • 2019 年 11 月1日に教育メディアサービスの拡大を目的として、子供向け習い事情報ポータルサイト「コドモブースター」や子育て情報ポータルサイト「comolib(コモリブ)」を運営する株式会社センジュを完全子会社化した。
  • しかし、コロナ拡大に伴い、2020 年 3 月以降の同社の売上高が急速に減少したため、買収時に発生したのれんについて、2022 年 10 月期よりコロナ拡大前の状況に概ね戻ると仮定し、減損損失 404 百万円を特別損失として計上 

 

 ○今後の見通し

2020年10月期の業績予想は、2019年12月13日に公表した業績予想を修正

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  • 親会社株式に帰属する当期純利益は、上記のとおり株式会社センジュののれんの減損損失 404 百万円を特別損失として計上したことにより 396 百万円となる見込み
  • なお、コロナ拡大の状況については不確定要素が多いものの、現時点で当社の主な事業において回復の兆しも見えている
  • 2020 年6月以降は当初の業績予想の水準まで概ね回復すると仮定した結果、売上高、営業利益、経常利益は、前回発表数値を据え置き

 

9/11に3Q 発表予定

今後の株価予想

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○経過

  • 4月上旬(1000円)から5月末まで上昇(1500円)
  • 6/12の2Q発表で翌日下げる(1300円)
  • 2Q数値の修正で上昇するも抵抗線(1500円)越えられず下落
  • 8月下旬の現在、前回安値圏(1000円)まで下げている

○チャート

  • 前回安値圏まで下落している
  • 移動平均線は短期・中期・長期下向き

まとめ

  • 株式会社センジュを完全子会社化したが、コロナで売上減少し特別損失計上
  • 6月以降は、コロナの影響回復する見込みで売上高、営業利益、経常利益は据え置き、純利益は下方修正
  • 株価はコロナショックの水準まで下げている

○結論

 下げすぎ感あり、反発すると予想する